織匠平居

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手織りについてHAND WEAVING

手織りは、機械織とは違い、独特の「むっくり」した風合いがあります。

手織りは、緯糸(よこいと)を通すときにわずかな弛みができ、空気も一緒に織り込むため、独特の風合いに仕上がります。
また、織裏から糊加工(布糊を煮込んで冷やし固めたもの)もおこなうため、裁断をしても糸がほつけにくくなります。

天然素材の正絹を使用するため、体や環境にやさしい裂になります。

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)について

弊社では経糸(21中2本諸)総本数9,760本(総織幅70㎝、2本のタテ糸で1本のタテ糸を形成する羽二重のため4,880本×2)で、
経糸密度もかなり混んでいます。経糸・緯糸(よこいと)(21中4本片撚り)共正絹を使用し、客様のご要望で本金糸・本金箔も使用します。

緯糸密度は、約3㎝に60本の打ち込み(60横)が基本です

本業のお袈裟用裂の場合

納品時は90%の状態で納品し、お仕立て後お袈裟としてご使用後お客様になじんできて
はじめて100%になるように糊加工等に気をつけています。

止め柄というルールについて

金襴の業界では、「止め柄」というルールがあり、お客様オリジナルのデザインを他社に売ることが出来ません。
データ代をお支払いいただくことで、デザインの使用権はお客様にあり、デザインデータをお預かりしていることになります。

この暗黙のルールを守ることで信用ができ、長きにわたってお取引をしていただいております。

柄のデザインについて

弊社オリジナルデザインや地紋や名物裂等、弊社に権利のあるデザインや
特にどこのデザイン等の権利のないデザインに関しましては、ご使用いただけます。